クールビズ ”Cool Biz”

ぐずついた天気が続いた5月も終わり、日本もいよいよ入梅ですね。
省電力化が叫ばれる昨今、「クールビズ」が見直されるかもしれません。

クールもビズ(ビジネスの省略形)も単語自体はれっきとした英語なのですが、「クールビズ」という表現はまだ英語圏では市民権を得ていません。従って、英語でのプレゼンテーションの中で「クールビズ」を使う時には「クールビズと呼ばれている、、、、」という意味でso called "Cool Biz"と言いながら、クールビズの部分に鍵括弧をつけるとよいでしょう。この時の鍵括弧は、両手の人差し指と中指の第1関節と第2関節を曲げてチョンチョンという仕草で表します。

クールビズ英米人に言っても、きっと「What's Cool Biz?」と問われることでしょう。クールビズを簡単に説明できるように準備しておくとよいかも知れませんね。

クールビズというのは元々、政府がエアコンの利用を減らしても快適に仕事ができるように、官僚たちに上着を脱ぎ、ネクタイを外すよう呼び掛け、この服装規定を「クール・ビズ」と名付けたのが始まりだということです。

この文を英訳しておき説明に使うと、鍵括弧のジェスチャーと併用すると、文化交流に加えてエコ指向の国際協力が促進されるかも知れません。

The central government proposed to its staff to remove their ties and jackets to reduce the air-conditioning demand in their office, and called this new dress code "Cool Biz".
Relaxing the dress code to reduce AC demand leads to reduction of power consumption.

ネクタイをはずす:to remove the tie
上着を脱ぐ:to take off the jacket
服装規定を緩和する:to relax the dress code
エアコンの利用 → エアコンの負荷 → AC demand