2012-01-01から1年間の記事一覧

Use Case

最近、IT企業の製品説明の中にこの「Use Case」という表現がよく登場する。文脈から判断すると、「用途」という意味なのだが、通訳する場面でいろいろな訳し方があることに気が付いた。「ユースケース」とそのままカタカナ語を使う場合もあるが、「利用シー…

Greece’s Caretaker Administration:ギリシャの暫定政権

ギリシャは連立政権に向けての協議が決裂し再選挙が決まったことで、同国のユーロ離脱の可能性は一層高まってきました。 当面の対応として、来月に予定されている総選挙まで暫定政権が組閣されます。英語ニュースでは、caretaker administration とか careta…

八つ当たりしないで! 

人間疲れてくると、包容力のキャパシティが小さくなりますよね。 堪忍袋が緒が切れるのも早くなるし、周囲に八つ当たりしてしまうこともあるかも知れません。そんな時、Don't take it out on me. 私に八つ当たりしないでよ。と言われたら、ちょっと頭を冷や…

ゼロから始める初めの一歩はGreenfield

謎掛けのような表題になってしまいましたが、今日のお題は「ゼロから始める」「一から始める」です。 このシステムは一から作り上げました。 This system was built from scratch.この from scratch は色々な場面で使える利用頻度の高い表現です。I made thi…

PTTとTier−1キャリア 死語になりつつある通信用語

今日は取りとめのないブログになってしまいそうですが、備忘録ということでいくつかの単語をメモしておきます。 というよりも、死語になってしまったかと思われる通信業界用語を懐かしく思い出している日記でもあります。PTTはPublic Telegraph & Telepho…

機械翻訳機能を用いた和文英訳の品質解析

下記は、2012年1月1日朝日新聞「リスク社会に生きる(1)」からの抜粋です。 この文章を例題にA社とB社の自動翻訳サイトを利用して英訳し、機械・自動翻訳サイトが実用に耐え得るか否かを検討してみました。ドイツ・ミュンヘン市内の幼稚園からの帰り道、…

機械翻訳を使いこなそう講座 (1) 

最近は機械翻訳(自動翻訳)を利用する人達も多いのではないかと思います。 けれども、機能や利便性が改善されて来てはいるものの、機械翻訳の出力をそのまま鵜呑みにしてつかうにはまだまだリスクが伴います。今日は、機械翻訳に伴う問題を分析しながら、機…

Give and Take 介護をするのはどちら?

Please take care of yourself. 「どうぞお大事に。」とか「気をつけてね。」という時に良く使う表現。そこから派生して Caretaker という名詞があります。 Care を take する人なので、「世話人」「介護者」という意味になります。 ところがこの take が動…

Any glass

You can watch the content on any glass. という例文の「any glass」。 最近、よく耳にする表現です。 このglassを単純に「飲み物を入れるグラス」や窓ガラスの「ガラス」と解釈してしまうと、文の意図するところが見えなくなってしまいます。 ここでいうgl…