Give and Take 介護をするのはどちら?

Please take care of yourself.
「どうぞお大事に。」とか「気をつけてね。」という時に良く使う表現。

そこから派生して Caretaker という名詞があります。
Care を take する人なので、「世話人」「介護者」という意味になります。


ところがこの take が動作の主体と連動すると、
Care を take する(取る)人という意味になり、「世話を受ける人」「介護を受ける人」という意味になってしまいます。


同じ単語なのに、全く反対の意味を持つなんて混乱の原因になると思いませんか?


文脈の中に世話を提供する人とその世話を受ける人が両方登場する場合には、
caretaker と caregiver という単語を使うことによって、両者が混乱しないように配慮されていることが多いです。 caregiver と言えば、「世話をする人」を指すことは明白ですものね。


けれども、介護者の負担、介護者の疲弊など、介護を提供する側のことしか書いていない場合には、文脈から判断するしかありません。


こういう場合、機械翻訳や自動翻訳でどうやって両者を区別しているのか、興味深く思います。そして同時に、機械翻訳の結果を鵜呑みにしていはいけないということも肝に銘じておきましょう。