個人情報 Confidential information

個人情報の漏洩がよく問題になる昨今ですが、個人情報の訳語はいくつかあります。


Personal information
Private information

上記は同義語としてほぼinterchangeableに、(どちらも使っても同じ意味に)使えます。

Private information と言えば、住所、氏名、電話番号、性別、生年月日、未婚・既婚の別のような人口動態(demographic)情報に、3サイズなどの本当にプライベートな情報も入るのではないかと思います。


個人情報は得てして守秘義務があり、本来の目的以外には使わないことになっているため、confidential information(機密情報、秘密情報)と訳されることもよくあります。
守秘義務があることを強調したい場合にはこのconfidential informationを、他人に干渉されたくないプライベートな情報であることを強調したい場合には private information を使うと良いのではないかと思います。


情報漏洩はinformation leakage がよく使われる一般的な訳語です。


さて、「この情報は秘密情報なので他に開示してなりません」という意味の表現は、日本語にもいろいろありますね。
英語にも数通りありますので、紹介しておきましょう。


まず代表格は confidential
confidential と強調して書いてあれば、守秘義務対象ということを指しています。日本語の社外秘に対応する英訳としても使えます。

ぐっと英語っぽくなって For your eyes only
読んで字の如く、「あなたの目だけに」なので、「他の人には見せないで」、すなわち「秘密」「内緒」という意味です。手紙なら「親展」という日本語に該当します。
007ジェームズ・ボンドの小説にも For your eyes only という作品がありますね。


同じように For your ears only
耳で聞く情報(録音や電話の会話など)に関しては、For your ears only が使えます。「他言無用」という日本語に対応すると考えてよいでしょう。


ビジネスの場ではあまり見かけませんが intimate という単語もあります。
直訳は「親密な」。Intimate relationship (男と女の関係)、intimate clothes(ランジェリー)を示唆する単語でもあります。これが intimate information と使われているのを見かけたことがあります。