割り勘 to split the bill

アメリカでも何人かで食事に出かけた際に割り勘にすることがよくある。
to go Dutchという辞書に載っているような表現はあまり使わずに、
to split the billと言うことが多い。

Let's split the bill, okay? (割り勘でいい?)
Shall we split the bill? (割り勘でいい?)

アメリカの場合、メニューに記載されている金額に税金(5〜9%弱)とチップ(10数%)を上乗せする必要があるのをうっかりしていると、皆からお金を徴収した際に足りなくなる。

例えば20ドルのパスタを注文した場合、
税金がついて約21ドル、チップが20%弱として4ドル。合計24ドルから25ドルが自分の分担となるわけだ。
今時、チップ10%というのは少なめ。ランチでも10数%程度が標準的。ディナーの場合は18%程度が目安となっている。(2割足して少し減額するみたいな感じ。)


飲ん兵衛の友人と一緒にディナーに行って、自分は全然飲まないのに、他の人はアルコールをどんどん注文していく。それなのに清算の時は均等割りで損した気分になることもある。
そんな時は、食事分とアルコール分を別の請求書にしてもらうとよいかもしれない。

ウェイターに
Would you please put the alcohol beverages on a separate bill? (アルコール類は別な勘定にしてください。)
と言って置けば、お酒類は飲んだ人で清算してもらうことができる。
普通は、別勘定にしておかなくても、「君は飲まなかったからその分少なくていいよ。」という気配りがある(はず。)

You didn't drink, so your share is ○○ dollars. (君は飲まなかったから、君の分は○○ドルね。)
Why don't you put down ○○ dollars? (○○ドル出してくれる?)


金銭に細かい人がいるのは洋の東西を問わず同じこと。
割り勘といっても、あの人は30ドルのステーキを食べて、自分は15ドルのサラダだけだったと、自分の分だけを出す人もいる。均等割りで計算して、自分の食べた料理の分しか払わない人がいると、トータルが足りなくなる。差分は大した金額ではないが、誰かが補填をすることになる。

It's short. Oh well. I will cover it. (足りないぞ。仕方がないな。俺が足りない分出してやるか。)


明朗会計にしたい場合は、各々の分を別会計にしてもらうこともできる。
先ほどの例文を応用して

Would you put each order on a separate bill? (各オーダーを別々の請求書にしてください。)


ご馳走する場合は、
It is on me today. (今日は私のおごりよ。)

The dessert is on the house. (デザートはシェフからのプレゼントです。)
なんて表現もあります。