お客様の怒り a critical issue

「『障害が発生してお客さんがすごく怒っている』というのをメーカーに伝えたいのだけれど、どういったらいいですか?」という質問を2日連続で受けました。それにインスピレーションを受けた今日のエントリーです。


The customer is upset. (気分を害している)
The customer is angry. (怒っている)
The customer is mad. (怒っている)
The customer is furious.(カンカンに怒っている)


The customer is fuming. (あたまから湯気(英語では煙)が出るほどカンカンに怒っている。)
なんていう表現もあります。

でも、感情を表す表現を使っても、発生した障害の重篤度は相手のメーカーにはこちらが意図するほどには伝わらないかもしれません。

感情ではなく、どのような事態になったのかを伝えた方が相手(米国、特に西海岸の企業)の関心を惹くことができるでしょう。

例:
The production network went down for 2 hours.(本番環境が2時間も止まった)
500 thousand users were impacted.(50万人ものユーザーに影響が出た。)
ATMs were out of service all day. (ATMは終日使えなかった。)
ERP was impacted and the order system was off-line for 3 hours.

障害の影響の度合いは、Severityというカテゴリーで障害の影響度度が表現されます。
本番環境、商用ネットワークに影響が出た場合はSeverity 1 になります。
一方で、重要度はPriorityというカテゴリーでランクが付けられます。Priority 1と言えば、最優先(最重要)事項。

SeverityはTACのエンジニアが決めますが、Priorityは顧客(ユーザー)の自己申告が通常です。