identity management 認証管理

認証というと定訳はauthentication.

「オーセンティフィケーション」ではなく「オーセンティケーション」ですよ。間違えて発音しないようにね。

でも認証はIdentity Management(身元管理)というもっと大きな概念の一部です。

ITの分野では「認証」という堅い表現がデフォルトで使われていますが、普通の世の中では「本人確認」という日本語の方が馴染みがあります。
役所や銀行などで「本人確認できるものを持ってきてください。」と言われたら「Please bring something to authenticate yourself」ということですね。

認証方法や方式にはいろいろありますが、先日to AAAとかto radiusと認証システムの名称を動詞のように使うアメリカ人に出くわしてびっくりしました。AAAは「トリプルA」と発音します。Radiusは日本語では「ラディウス」ですが、英語では「ゥレイディアス」となります。レの前にゥをつけるような感じにするとRの発音がしやすくなります。

Identity managementの話をしていた時にidentity fidelityという表現に出会いました。
fidelityというのは忠実性という意味で、identity fidelityというのは身元(ID)を照会する情報に整合性(integrity)が保たれていて、かつ身元を正確忠実に表している(fidelity)ということです。
ほとんど場合、認証情報と訳しても語弊はないと思いますが、厳密に訳す必要がある場合には「本人確認ができる情報の正確忠実性」ということになります。

整合性はデータが壊れていないということであって、そのデータで表したいオブジェクトを正確かつ忠実に表すことができているかどうかとは別問題なのです。