めだかの学校 school of fish

アメリカでは新学年が、日本では新学期が始まりましたね。
夏休みに水族館へ行った方々はいらっしゃいますか? たくさんの魚が群れを成して先頭の魚について泳いでいる様子を見たことでしょう。


「魚群の回遊」とまでは行かなくても、魚が群れを成して同じ方向に泳いでいる様子を英語ではschool of fishと表現します。

a sheet of paper
a cup of coffee
a glass of water
などのおなじみ表現の延長に動物編もあるのです。

a flock of birds
a heard of cows
a group of people


IT関連のカンファレンスでは、Birds of a Featherとして特定テーマに関心を持つ人たちが集まる会合が早朝(朝食)ミーティングとして行われることがよくあります。
(Birds of a feather flock together:「類は友を呼ぶ」ということわざが語源。)


さて話をschool of fishを戻しますが、「めだかの学校」は小田原の用水路に住むめだかが群れを成している様子を見て茶木滋が作詞し、昭和25年に作詞:茶木滋、作曲:中田喜直として発表されているらしいです。小川のめだかを見て、「みんなでお遊戯している」「誰が生徒か先生か」という学校という発想が生まれ得るかいつも疑問に思っていました。もともとSchool of fishという表現を知っていて、school ⇒ 学校 という連想があるなかで魚群を見ていたのであれば納得がいくのですが。

英語のschool of fishとはまったく関係ないという説もあるようですが、昭和25年なら英語の使用も解禁になりschool of fishという表現を茶木氏は知っていたのではないかと私は思うのです。まあ、どうでもよいことではありますが。