TOEIC Test プラス・マガジン

リント社からTOEIC Testプラス・マガジンが刊行されている。
TOEIC受験対策、模擬試験を主たる内容とする英語学習のための隔月誌である。
雑誌の形体を取っているが、内容は学習参考書という感じ。かなり密度が濃い。
しかもCDの付録がついており、ヒアリングの練習もできるようになっている。
ウェブもある。

こんな雑誌があったんだと、正直びっくりした。


「リントという出版社から、グレースさんの連絡先を聞かれていますが教えていいですか?」とITMediaから連絡を頂いたのが10月。原稿の執筆依頼だった。

先日コペンハーゲンで行われた東京、シカゴ、マドリッド、リオによる2016年オリンピック招致のプレゼンテーションを題材に英語でのプレゼンテーションの極意を解説するというもの。『極意』なんてとても私では力不足ではあるが、鳩山首相オバマ大統領、マドリッド市長、リオ市長、4人のスピーチで参考になりそうな点をコメントさせて頂いた。(12月5日発行2010年1月号に掲載予定)
http://www.lint.co.jp/pub/pm.php


それにしても、リントさんはなぜ私にこのような大役を下さったのだろうか。そもそもリントさんはどうやって私のことを探されたのだろう。ずっと不思議だった。今日、担当の方にお会いしてその謎が少し解けた。どうやらスタッフの中に私のブログを読んでくださったことのある方がいたらしい。

通常は不特定多数に向けて、勝手に(けれども誰かが読んでくれることをちょっぴり期待しながら)書いている。自分にとっての備忘録としての役割半分、自分の経験を後輩に伝え育成したいという気持ちが半分。けれどもアクセス数をトラッキングしたりしない限り、ほとんどコメントを頂けていない私のブログは誰にどう読まれているのか手ごたえを感じることはない。けれども、今回このような形で、英語学習を支援するという意を同じくする方々とつながることができたのだ。


この雑誌は凄い。私の原稿に何度もダメ出しし、受け取った後も徹底して校正してくれたスタッフの日本語力と編集力は半端ではない。そのレベルの高さに驚いた。新聞全国紙の記者よりも文章力があると思った。どんな人たちが集まる編集部なのだろうと思った。

そんなレベルの高い編集者によって出版されているこの雑誌は、内容も幅が広く充実している。
私にとっても参考になる記事が豊富だ。


私のイチオシする雑誌です。皆さんもぜひご利用ください。