”Don’t let perfect be the enemy of good”

完璧を極めることが目的となってしまい、本来の目的が二の次になってしまっていること。
そういう意味では「本末転倒」「完璧主義」に通じるところがある。


良い例がITシステム開発の要件整理。
開発前に全ての要件の洗い出しをしようとするがために、いつまでも要件が凍結できずに、開発が進まない(終了できない)こと。


Good enoughでスタートし、betterにしていくことが継続改善であり、品質向上のクローズループである。けれどもなかなか「good enough」で良しとする塩梅が難しい。
Good enoughでは手抜きをしているように思えしまう、good enoughが本当にgood enoughなのか判断がつかないからだ。


Good enoughは「十分に良い」と直訳すれば、必要十分であるがゆえにそれ以上を求める必要はないということが良くわかる。けれどもgood enoughには、まだ上があるけれど「その辺でよい」という妥協のニュアンスが色濃く現れているがために、日本人には嫌われがちな表現である。


I know you won't be satisfied with "good enough" but don't let perfect be the enemy of good.