Chiasmus 交差対句法

今回のテーマ、Chiasmusはエンジニア向けというわけではありません。英語学習として上級者向けではありますが、言葉に関心がある人にとってはおもしろいと思います。

Chiasmusは辞書には交差対句法と出ていました。語源はギリシャ語、「X(エックス)」を意味します。文、句、単語、文字が交差して使われている対句とを指しています。

例えば、
人間は食べるために生きるのではなく、生きるために食べるのである。


英語には対句がよく使われます。英語を英語らしくしている表現方法の一つです。
その対句をさらにワンランクアップさせるのが交差対句というわけ。
今、読んでいるのはその交差対句法の例を集めた本で、人生訓の集大成がユーモアたっぷりに表現されているという感じです。


キアスマスが名詞で、形容詞はchiastic。
意図的にキアスティックな表現を作ることができるようになるには、よほどの才能を必要とするのではないかと思いますが、偶然でもいいので一生のうちに一つくらいは作ってみたいものです。


大笑いしたキアスマスの例:
神様に話しかけるのはお祈り、神様から話しかけられるのは精神分裂症。