支払ってもらえませんか? Paid と Reimbursed

先週のケンブリッジでのこと。
訪問先のオフィスで自転車をお借りして大学キャンパスを一周するサイクリングの計画を立てた日本からの出張者U君。貸してあげるのはいいのだけれど、ロックがないと言われてしまいました。ロックがないと駐輪してランチを食べることもできません。

「立て替えてロックを買っておきましょうか?」
「そうね。領収書を持ってきてくれれば支払うわ。」

ということになり、翌日、領収書を手に清算をしてもらいに行きました。

「ミッキーさん、何て言えばいいですかねぇ。」
「何て言えばいいと思う?」
「"Give me money"ですか?」
「それはピストルを突きつけて強盗が言うセリフよ。「金を出せ」ってね。」
「それじゃぁ、"You pay money to me."ですか?」
「まあ通じないことはないでしょうが、、、。」


もし pay という動詞が思いついたら
I would like to get paid.
受身形にすることで、支払ってもらうという意味になります。
それをwould like toにすることでさらに丁寧な表現になります。

けれども、元々上記の文は「支払いを受ける」「賃金を払ってもらう」という意味なので、「立て替えた分を弁済してもらう」というニュアンスが強調できていません。

「立て替えた分を払う」という意味を持った動詞にto reimburse があります。これを使って、
I would like to be reimbursed.
というのが「清算していただきたいのですが。」の英訳として最適です。
I would like to be reimbursed for the bicycle lock I bought for you. Here is the receipt.