Don’t bring a knife to a gun fight. 太刀打ちできない。

読んで字の如く。

「銃撃戦にナイフを持ってくるな。」「銃撃戦には太刀打ちできない。」


用例1:
I attended the board meeting with my power point, but I realized I brought a knife to a gun fight. I didn't make my presentation.
(取締役会にパワーポイント資料を持って出席したが、完全な作戦ミス。プレゼンはしないでおいた。)


用例2:
At the negotiation meeting, he brought a knife to a gun fight. So I did not push him. I had a word with him outside the room.
(交渉の場に来た彼は完全な準備不足。彼を追い詰めることはせず、部屋の外で直接会話した。)



相手を過少評価しすぎた。
判断ミス
作戦ミス
というのがこのイディオムの意味。

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1459455648&owner_id=4751267



このイディオムは「君子危うきに近寄らず(The wise man never courts danger)」に近いかもしれないと思ったが、あるアメリカ人に「それなら"Always carry a gun"」と言われてしまった。これも日米逆転の発想の一例だけれど、逆転の発想についてはまた別の機会で言及することにする。


Better be safe than sorry(後悔するより安全な方を取る)というのは、ナイフで応戦しようとして戦いになる前にギブアップ(surrender)した場合の結末。
気合で何とかなると思ったりとか負けを承知で突っ込むという気質は欧米人には理解しがたいところがある。