overtime と over time: スペースに注意
英語には、もともと2ワードだった表記が、ハイフンでつなぐ表記に変わり、それが1ワードに変化する例が少なからずあります。トラブルシュート(troubleshoot)、上り回線(uplink)/下り回線(downlink)などがその例。
けれども間にスペースがあるかないか(1ワードなのか2ワードなのか)によって意味が異なるケースもあるので、注意が必要です。
overtime は、オーバータイムとカタカナ表記もされている言葉で、「超過時間」という意味です。
サッカーやバスケットの試合などで、「勝敗がオーバータイムにもつれ込む」という用例があります。
The championship final game went into overtime.
「時間外勤務」という意味で使われることもあります。
Overtime work, 150% of the base rate, will be charged at half an hour increment.
一方で、over と time の間にスペースが入って2ワードになると、「時間の経過とともに」という意味になります。
Some innovative technologies become mainstream over time.
People will adapt to a new environment over time.
たかがスペース、されどスペース。うっかりミスにも気をつけましょうね。