非常事態宣言

すっかりご無沙汰してしまいました。
ちょっと間隔があいたかなとは思っていましたが、前回の更新日を見てびっくり。

理由はいろいろあるのですが、反省しております。ということで今日のフレーズです。


非常事態宣言


アメリカでは、数年前のハリケーンカトリーナによるルイジアナの洪水、カリフォルニアの同時多発森林火災、昨冬のワシントンDCの大雪による交通マヒと官公庁業務閉鎖などの際にこの非常事態宣言が発動されました。


英語では a state of emergency といいます。


Emergency は必ずしも「緊急」と訳さずとも良いと思いますし、また「非常事態」だからと言って「 Crisis」という訳語にこだわらなくてもよいと思います。


個人的には最近、米国でこの State of Emergency が頻繁に発動されていて、乱用気味という気がしないでもないです。
State of Emergency宣言は州政府(local government) が出します。
この宣言を出すと、連邦政府の支援、補助がもらえるのではないかと想像します。(要確認です!)


ここ数週間、日本では宮崎県の口蹄疫の被害が拡大しています。感染経路(vector)が未だ解明されておらず、消毒、移動の制限などを行っていますが、それでも拡大阻止の確信が持てないでいるなか、畜産農家の不安、経済的打撃は想像を絶するものがあります。
殺処分にかかるコストもさることながら、資産である家畜を失うという損害、国産肉に対する消費者の不安と内需減少などの派生的損害など、国家的大問題に発展しうる事態です。
もし日本にも米国同様の仕組みがあれば、これこそ、非常事態宣言が発動される状況なのです。


Governor Higashikunibaru declared a state of emergency in Miyazaki where over 70 thousand cattle and pigs had to be destroyed.