英語版 振り込め詐欺 発生!
日本語版もあるのかも知れませんが。
英語メールの場合、慌てて振り込みをせず、本人に直接確認を取ってみるなど冷静な対処を取りましょうね。
知人からのメール。
要約すると、
この人(シリコンバレー在住)の友人(スペイン在住)が病気になり急いでお見舞いに行った。手術が必要だが、保険が降りるまでに時間がかかるため、手術するにはすぐにキャッシュが必要。手持ちの現金に限りがあるので、2000ユーロ貸して欲しい。指定の口座に振り込んで欲しい。
という内容。
そもそもこの人には、通訳料50万円相当を踏み倒されそうになって取り返すのに苦労したし、お金を貸すほどの親しい間柄ではないので、このメールが来ても頭から無視するつもりでおり、引っかからないですんだけれど、これがもし親しい友人だったら私の対応も違っていたかもしれない。
それよりも、自分の名前がこういう振り込め詐欺に使われていることをご本人はご存知なのだろうか。
もしかしたら、私の名前で振り込め詐欺が行われているかもしれないということでもある。
本人の知らないところで、自分の名前が悪事や犯罪に使われているのは恐ろしいことだ。
もしそうなったらどういう対処をしたら良いのだろう。
私がやっているわけではありませんという声明を出す必要があるのかしら?
この手のSPAM(迷惑メール)は scam と呼ばれています。
Scamは直訳すると詐欺という意味で、騙して金銭を奪うという行為を指します。
「振り込め詐欺」に対応する英語は scam で良いでしょう。
あえて振り込めを「deposit」と訳す必要はないと思います。
類語に Phishing がありますが、これは直接振り込みを指示してくるようなメッセージではなく、ユーザー名、パスワード、クレジットカード番号、銀行口座番号などの個人情報を何らかの形で盗むことで、悪用するというタイプのサイバー犯罪です。