テンパっている about to explode, temperamental

おかしな(奇妙奇天烈、日本語になっていない)日本語であっても、大勢の人が使うようになるといつの間にか市民権を得てしまうようになるのが言葉のダイナミズム。大勢の人が普通に使うようになると、その「おかしな日本語」を英訳しなければならない場面にも遭遇する。

おそらく流行語辞典にしか掲載されていないであろうおかしな日本語を英訳するには、どんな場面で、どのような意味に使われているかを知っていないと英訳(英語で説明)することができない。

テンパるに関しては、続ガチャピン随想録というサイトに載っていた説明が何となく説得力があり、これを採用することにした。

1.用意がすっかり整っている状態(麻雀用語の聴牌から)
2. 既に予定が決まっていて変更できない(麻雀の聴牌の形を崩したくないという心理から)
3. やるべきことがたくさんあって手が一杯。
4. 精神的に余裕がなくなっている状態。感情的に爆発しそうな状態。
5. Temper(癇癪)からの応用

最近耳にするのは3と4の用法が圧倒的に多い。ガチャピンさんは5は強引なこじつけっぽいとコメントしていますが、4の用法を考えると5の説は納得できます。謎は3の用法の由来。