集中検討会 その2

前回の集中検討会の話は、技術会合の席上で登場したWar Room Meeting の訳語に悩んだ時の経験なのですが、今度は逆のケースです。

集中検討会を英訳する場面に遭遇したのです。
次のシステム開発のための要件定義をするため、週2回、終日の検討会を今後数ヶ月行って要件を固めるという文脈でした。「集中」というには少し期間が長いですが、この場面ではWorking Group Meeting を使いました。

Working Group Meetingには「作業部会」という定訳がありますが、必ずしも作業部会でなければならないということはありません。専門委員会という訳も考えられます。
(この場合の専門家をExpertと訳すとまた少し意味が変わってきます。英語のエキスパートはその分野の第一人者というニュアンスがあるからです。「専門に担当している人」という意味とは異なります。)

Working Group Meetingという訳からTask Force Meeting という訳も思い浮かびます。

Task Forceとは直訳すると機動部隊ですが、そこから派生して専門部隊、特任チームというようなイメージがあります。集中検討会の英訳としてはピッタリの訳語かも知れません。