Chinese whispers 伝言ゲーム

あるプロジェクトの中で、メールで同じ情報を一斉展開すれば、内容に齟齬が発生したりすることは避けられます。メールという記録が残るので、後で言った言わないの問題も解決することができます。

ところが、たとえそれが数人のプロジェクトであったとしても、情報伝達をする際に、顔を見た時に連絡するとか、携帯電話での連絡、第三者を通じた伝言、といった口頭での伝達はリアルタイム性がある反面、関係者の間で伝言ゲームになってしまい、伝言されていく間にさらに状況が変化し新しい情報がとびかったりして、情報のバージョン管理が出来なくなるばかりでなく、内容についても混乱が発生します。


伝言ゲームはイギリス英語ではchinese whispersと言うのだそうです。
オンライン辞書で見る限り、アメリカ英語ではtelephone gameというらしいですが、私はまだその表現を実際に耳にしたことはありません。)


I don't like playing Chinese whispers and we have to put everything in writing.
と、コンサルのマネージャーが言っていた時にこの表現を覚えました。


欧米人はすぐに契約にしたがると、その商慣習を嫌がる日本人ビジネスマンは少なくないですが、責任分界点を明確にする、何をやってもらうか(成果物/タスク)を明確にするという点においては、文書にして相互で了承するということはとても大事なことのような気がします。